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中学生向け!内申点の裏側を大公開!

  • 高校受験

今回は中学校の成績表で受け取る、「内申点の付け方」について解説します。

神奈川県立高校入試では内申点が大きく合否に関わり、みなさん気にしている点だと思います。

私立高校の推薦は内申点がより重要になりますね。

そんな中で「定期テストで高得点を取ったのに5が取れない」、「観点別評価AAAなのに5が取れない」など内申点が上がらないと悩んでいる人へ向けて、内申点の付け方について解説します。

内申点の付け方が分かれば内申点も対策しやすくなります。

  • 観点別評価について
  • 内申点の付け方の裏側
  • 内申点対策をするには
  • 内申点でよくある質問

観点別評価について

昔は4観点で成績がつけられていましたが、現在は3観点で「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」それぞれの成績が数値化されます。

内申点の付け方の裏側

内申点の付け方はいくつか方法があるため、今回ご紹介するものはあくまで一例です。ご了承のうえ、ご覧ください。

以下の画像のように、観点ごとに個人の点数と配点が設定されており、それぞれ「達成率と観点別評価」をつけます。

以下の例では、観点別評価は「AAA」ですが内申点が「4」となります。

なぜかというと「平均達成率が84%」だからです。一般的に90%以上で「5」となり、84%では基準に満たないため「4」のつくことが多いです。

Aさんの例だと「中間テスト40+42=82点、期末テスト48+41=89点」と高得点ではありますが、平均達成率90%以上には届いていないため「4」となる場合が多いです。

つまり、観点別評価で内申点がつくのではなく、達成率で内申点がつくのです。この達成率は公開されないため「AAAでも4」というケースが見られます。

 

逆に言うと、以下の例のように「観点別評価がBBA」でも内申点4になる可能性もあります。

「内申点3」から「内申点4」は対策がしやすく再現性がありますが、「内申点4」から「内申点5」へ上げるのはかなりの対策が必要です。

観点別評価ごとでよくあり得る、内申点の数字は以下の表のようになります。

内申点対策をするには

上記を踏まえてどう内申点対策を行うか?細かく解説します。

定期テスト

定期テストは「知識・技能」「思考・判断・表現」の評価比率に大きく寄与します。

当たり前ですが、高得点を目指しましょう。

定期テストには、知識や公式での解き方を覚えていれば解ける問題と知識や公式を複数組み合わせて答えが出る問題があります。

「知識や公式を複数組み合わせて答えが出る問題」は俗にいう「応用問題」にあたります。

応用問題は「思考・判断・表現」の評価に寄与することが一般的です。

まずは「知識・技能」の評価に寄与しやすい、「知識や公式での解き方を覚えていれば解ける問題」を正解できるレベルまで完成させます。その次に、各科目・各単元の代表的な応用問題の対策を行いましょう。

振り返り・レポート

各科目の授業で「振り返り」の提出がある学校も多いと思います。

体育後の振り返りカードや理科の実験レポート、テスト直しなどの課題も要注意です。

振り返り学習は「主体的に学習に取り組む態度」に寄与する場合が多く、提出はもちろんのこと、内容の質の高さも求められます。

振り返りに関しては以下がポイントです。

  • 事実を振り返れているか

悪い例:○○ができなかった。

良い例:二次関数に関して10点分失点しまった。内容は「二次関数の放物線と直線」に関する問題で、放物線と直線の交点と直線の式の出し方が分からなかった。

  • 結果に至る過程を振り返れているか

悪い例:勉強時間が足りなかった。

良い例:直線の式の出し方は前学年で習った内容だが、復習が足りていなかった。「二次関数・一次関数」と区別して学習するのではなく、「関数」として勉強を進めることができなかった。

  • 次向けて対策が明確か

悪い例:次回はもっと頑張る。

良い例:次回は先生の授業を集中して取り組み、放課後に復習を行うことはもちろん、予習にもチャレンジしたい。予習をすることで、目的意識を持って先生の授業に臨み、より学習の質を向上させていく。

学校の問題集

問題集はABCの3段階評価していると仮定すると「全部解いて提出」が「B」です。

提出は大前提で、「間違え直しや解き直しを行っているか」「途中式や過程が抜けていないか」「教具として活用されている形跡があるか」などがさらなる評価観点となります。

特に、間違えた問題は誤答分析を行いましょう。

たまに「答えを写して提出した」なんて声も聞きますが、基本的に先生にはバレています。

その他

・グループワークやペアワークなどでの能動性も見ていることが多いです。

・提出するために時間がかかる内容は配点比率の高いことが多いです。

内申点でよくある質問

先生に気に入られる事が重要ですか?

気に入られるに越したことはありませんが、いわゆる「媚びを売る」必要はありません。

基本的にやるべき事をちゃんとやっていれば適切な評価を受けられます。

内申点について担任に相談すれば良いですか?

担任の先生が担当している教科以外は、具体的なアドバイスをもらえないことが多いです。

各教科担当がそれぞれの教科の成績をつけるため、担任の先生はその全ての詳細を把握し切れていないことがほとんどだといえるでしょう。

担任の先生だけでなく、各教科の担当の先生や学校以外の外部機関(塾など)に相談することをオススメします。

内申点を取っていたら高校入試安心ですか?

高校入試の受け方にもよって異なります。

神奈川県公立高校入試は、合否判定に用いる内申点比率が高校ごとに異なります。

内申点比率が高ければ高いほど、内申点が取れていることは有利に働きますが、一方で入試当日の学力試験で点数が著しく低いと危険です。

逆にいうと、「毎年内申点は低かったが学力試験で高得点取って逆転合格した!」の声もよく聞きます。

私立の推薦入試や併願優遇は、高校にもよりますが、内申点が基準に足りていれば99%受かります。

まとめ

いかがだったでしょうか?

内申点に関して、様々な事例の中のひとつを記載しました。

私自身、過去ベネッセや湘南ゼミナールで働くなかで内申点対策の難しさを感じていました。この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。

内申点対策について直接相談したい方は是非一度、ポラリスアカデミア横浜校へ。

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