上智大学理工学部の過去問分析【2025年度】

今回は2025年度上智大学理工学部の入試問題分析と傾向です。
上智大学の過去問を解く前か解く後にぜひご覧下さい。
学部別個別試験の数学、物理、化学、生物を紹介します。
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上智大学の難易度
理工学部
物質生命理工:ボーダー偏差値60.0
機能創造理工:ボーダー偏差値60.0
情報理工:ボーダー偏差値62.5
2025年度前期の数学
大問1
漸化式を用いた証明問題でした。
(1)では帰納法を用いて証明したり、(2)以降は実際に数列を計算したり誘導に乗っかって解くことができるので、受験数学の漸化式の証明系の問題の典型パターンとなるので完答できる可能性は大いにありました。
大問2
共通テストのような穴埋め式の小問集合でした。
(1)では近似の問題。
(2)では必要十分条件にまつわる問題。
(3)では複素数平面と図形と方程式の融合問題。
大問3
座標空間上の平面領域の正方形の板を点光源にあてた時にxy平面上で影がどのような領域を表すかを解く問題。
こういった影などの射影系についての問題はちゃんと狙ってやっていなければ、入試本番までに2.3回程度しか見ないような問題であったため、空間把握能力や空間図形の分野がいかに手馴れているかが勝負でした。
2025年度前期の物理
大問1
平坦なレール上を転がる球の下に別の球をつるし運動を見ていく力学の問題。
保存則や慣性のテイストが強めな問題のため苦手意識のある人には厳しかったと思われるが、典型問題ではあるのである程度の点は取っておきたい。
最後の2問は運動の関数からグラフを推測して選ぶマーク式らしい出題も見られた。
大問2
電磁気の磁場の分野の問題。
磁場を通る荷電粒子の問題自体は定番だが、領域が4つに分かれていたり軌道が途中から放物線のように進んでいたりと少々手間取る人は手間取りそうな問題であった。
大問3
熱力学の問題。
熱交換によりピストンの動くシリンダーの内部に糸が入っているためそれの張力まで考慮する必要があり、計算が面倒になりそうな問題でした。
大問4
波動の問題。
様々な角度からくる波をxy座標の中で考える問題のため波の干渉式について手馴れているのと共に三角関数を用いた波の干渉の計算を間違えずに丁寧に解く必要もあったため時間を要するだろう。
2025年度前期の化学
大問1
浸透圧とコロイドをメインとした理論化学の問題。
この分野は比較的典型ではあるので計算も踏まえてしっかりできるようにしておきたい。
大問2
平衡をメインとした理論化学の問題。
それぞれの気体が何molであるかを過程ごとにしっかり記載し、平衡定数の問題をしっかり解けるようにしたい。
また最後の問題は近似式を用いた解離度の問題で計算が手間取りそうな問題であった。
大問3
サリシンという未習の物質に対して考える有機化学の問題。
構造決定を求められたりその物質に関する計算をさせられたりと時間がかかりそうな問題であった。
大問4
構造決定の問題。
実験操作についての問題も出されたり時間のかかる構造決定をさせられたりとこれまた手間取る問題であった。
大問5
無機化学の問題。
後半の計算問題が手間取るうえ、前半も銅の知識の中でも比較的覚える優先順位が後回しにされがちな要素の穴埋め問題となったので、差が付きやすかっただろう。
まとめ
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