【高2向け】京都大学理系数学のための勉強法!合格を目指すロードマップ
はじめに
この記事の目的
あなたは今、京都大学理系への進学を夢見ている高校2年生ですか? 高校2年生といえば、いよいよ受験勉強を本格的にスタートさせる時期。 でも、部活に学校行事、定期テスト…と、勉強以外にもやることがたくさんあって、なかなか思うように時間が取れない人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、限られた時間の中でも効率的に数学の力を伸ばせるよう、京大理系合格に向けた具体的な学習方法を紹介します!
具体的には、
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最低限押さえておくべき学習内容:京大合格のための基礎を固める、必須の学習ポイントを解説します。
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余裕がある場合の発展的な学習内容:基礎力をさらに伸ばし、合格へぐっと近づくための発展的な学習方法を紹介します。
この記事が、あなたの状況に合わせた学習計画を立て、着実に数学力をアップさせていくための道しるべとなれば幸いです。 高校2年生から計画的に学習を進め、憧れの京都大学合格を掴み取りましょう!
高校2年生が今から始めるべきこと (ステップ1ー1)
学習分野の基本から標準までの徹底理解
学校の授業内容を完璧にする
高校2年生の時期は、まず学校の授業内容を完璧に理解することに重点を置きましょう。 京都大学理系数学のような難関大入試突破には、基礎力の定着が不可欠です。
学習範囲
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学校で習ったところまで
学習到達目標
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基礎・標準レベルの問題をほぼ完璧に解ける(解答の過程が伝わるように記述できる)
具体的な方法
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授業中に習った用語の定義を確認する・教科書の問題を解く
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学校配布の問題集や青チャート、フォーカスゴールドなどを活用し、2,3周して解法を覚える。
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章末問題や発展問題を解く際に、なぜその解法を使用するのかを自分で説明してみる。
ステップ |
効果 |
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1 用語の定義を覚える |
土台となる知識をインプットし、問題文や解答を正しく理解できるようになる。 |
2 解法を覚える |
問題を見たときに、適切な解法を選択できるようになる。 |
3 なぜその解法を使うのか説明する |
解法の理解が深まり、応用問題や誘導がない問題にも対応できるようになる。自分の考えを論理的に説明する力が身につく。 |
補足
問題が解けなかった場合は、解答をしっかりと理解し、なぜその解法を使うのか、他の解法ではダメなのかを理解することが重要です。 また、自分の言葉で説明することで、より理解を深めることができます。
数学の公式の証明と導出過程の習得
公式がどのように導き出されるのかを理解することで、公式そのものに対する理解が深まります。また、導出のやり方を覚えればいいので、公式を覚える必要がなくなります。例えば、三角関数の加法定理を例に考えてみましょう。加法定理は、三角関数の中でも重要な公式の一つですが、その証明は図形的な考察と三角関数の定義を用いることで行われます。証明を学ぶ過程で、三角関数そのものの定義や性質、図形的解釈など、関連する知識を総合的に理解することができます。
このように、公式の証明や導出過程を学ぶことは、単に公式を暗記するだけでなく、数学的な知識や思考力を深める上で非常に重要です。
高校2年生がしてはいけないこと (ステップ1ー2)
過去問題集を早急に始めることは避ける
この見出しだけ見ると意外に思われる方もいるかもしれません。「京都大学理系数学 勉強法」などの検索キーワードでこの記事にたどり着いたあなたは、一刻も早く過去問に触れて対策をしたいと考えているのではないでしょうか。
しかし、実は高校2年生の段階で過去問題集に手を出すことは、おすすめできません。
京都大学の理系数学は、誘導がない上に分野をまたぐ独特な問題がそろっているため、高いレベルの思考力やどの解法を使うのかの判断力が求められます。高校2年生の段階では、まずは基礎学力の定着を最優先すべきです。
過去問題集は、基礎が固まっていない段階では効果が薄いばかりか、モチベーションの低下にもつながりかねません。
具体的には、教科書レベルの問題を確実に解けるようにしておくことが重要です。解法を丸暗記するのではなく、公式や定理の導出過程までしっかりと理解することで、応用問題にも対応できる真の数学力が身につきます。
高校2年生から始められたら有利になること (ステップ2)
実戦力養成! 模試を最大限に活かす
模試は結果が返ってくるまで時間がかかりますよね。そして、いざ返ってきたときには、すでに模試を受けたことすら忘れてしまっていることや、低い点数を見てやる気をなくしてしまうこともあるかもしれません。
だからこそ、模試を受けたその日のうちに、問題をもう一度確認し、できなかった問題の解きなおしや解説の熟読をすることが重要です。その日に復習することで、自分が解けていないことへの不満やなんとか正解した満足感で模試の印象が強められ、記憶に残りやすくなります。時間がない場合は、週末にすぐに復習しましょう。そして、夏休みに時間を取ってもう一度復習してみましょう。
特に、間違えた問題、分からなかった問題は、なぜ間違えたのか、なぜ分からなかったのかを分析し、解説をよく読んで理解することが重要です。その上で、類似問題を解き直し、確実に解けるようにしておくことが重要です。
学校で受ける模試以外にも、自発的に模試を受けるのもいいでしょう。京都大学受験に特化した模試として、駿台が提供する「京大入試実戦模試」があります。その他、各予備校が実施する模試を受けることができます。
苦手分野を克服! 早めの分析と対策
京都大学理系数学という目標達成には、得意分野を伸ばすことはもちろんですが、苦手分野を放置しないことが重要です。高校2年生のこの時期だからこそ、早めに対策を打つことで、受験本番に余裕をもって臨むことができます。
まず、模試や定期テストの結果を分析し、自分の苦手を明確化しましょう。自分なりの苦手ノートに間違えたポイントをメモっていくのがおすすめです。
分析ポイント |
具体的な内容 |
---|---|
単元 |
数学IA、数学IIB、数学IIIのどの単元が苦手か |
分野 |
代数、幾何、解析のどの分野が苦手か |
問題形式 |
計算問題、証明問題、応用問題のどの形式が苦手か |
ミスの内容 |
計算ミス、問題設定の把握ミス、場合分けのミスなど、どのミスをしているのか |
分析ができたら、それぞれの苦手分野に合った対策を立てていきましょう。例えば、特定の単元が苦手な場合は、基礎的な問題集に戻って復習したり、定義の復習や学校の先生や塾の講師に質問して理解を深めましょう。計算ミスが多い場合は、大きくきれいな数字で書いたり、途中の検算を習慣づけたり、ケアレスミスの傾向を分析することで、正確性を高めることができます。
また、苦手分野の克服には、モチベーションの維持も重要です。苦手分野の克服には時間がかかる場合もあるため、簡単に諦めずに、粘り強く取り組み続けることが重要です。
高2一年間の勉強ステップまとめ
第1四半期(4月~6月):基礎固めと習慣づくり
新学年が始まるこの時期は、基礎固めと良い学習習慣の確立に集中しましょう。まず、学校の授業では、次の授業に疑問を持ち込まないことを心がけてください。分からないことがあれば、その場で先生に質問したり、授業後に確認したりして、着実に理解を深めていきましょう。同時に、教科書の問題や基礎問題集に取り組み、基本的な解法を身につけていきます。また、数学の公式の証明と導出過程の学習を始めることで、単なる暗記ではなく、本質的な理解を目指します。定期テストでは高得点を目指し、学習の成果を確認しましょう。
第2四半期(7月~9月):基礎の強化と応用への準備
夏休みを迎えるこの時期は、学習の幅を広げる絶好の機会です。まず、夏休みを活用して1学期の総復習を行いましょう。学校で習った内容を振り返り、理解を確実なものにします。また、この時期に模試を受験し、自己の現状を客観的に把握することが重要です。模試の結果を分析し、苦手分野を明確にした上で、それらの分野を集中的に克服していきます。基礎が固まってきたら、標準レベルの問題集に挑戦し、応用力を養う準備を始めましょう。
第3四半期(10月~12月):応用力の養成
2学期に入り、学習内容が本格化するこの時期は、応用力の養成に力を入れます。学校の授業内容を確実に理解しつつ、同時に応用問題にも積極的に取り組んでいきましょう。冬休みには2学期までの総復習を行い、学習内容の定着を図ります。また、再度模試を受験して、夏からの成長を確認し、さらなる学習の方向性を定めます。引き続き苦手分野の克服に努め、バランスの取れた学力を目指しましょう。
第4四半期(1月~3月):総復習と弱点補強
高校2年生の締めくくりとなるこの時期は、1年間の総仕上げに充てます。まず、1年間の学習内容を総復習し、知識の再確認と定着を図ります。基礎問題だけでなく、応用問題や発展問題にも積極的に取り組み、実践的な問題解決能力を養いましょう。模試で実力を確認し、最後の弱点補強を行います。そして、これまでの学習を振り返りながら、3年生に向けての具体的な学習計画を立てましょう。この時期に立てる計画が、受験に向けての重要な指針となります。
京都大学理系を目指す皆さん、ここまでの内容はいかがでしたか?
高校2年生の1年間は、受験に向けた重要な準備期間です。この時期に着実に力をつけることで、3年生での受験勉強がより効果的になります。
しかし、勉強と休息のバランスを忘れないでください。効率的な学習には適度な休息が欠かせません。友人や家族との時間も大切にしながら、メリハリのある生活を心がけてください!
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