【英語編】九州大学の入試対策・特徴まとめ

  • 九州大学

この記事では、九州大学の英語試験の対策・特徴についてまとめています。

〇九州大学ってどんな大学?

〇試験概要

〇傾向とオススメの参考書

1.全体の難易度
2.英単語編
3.文法編
4.英文解釈編
5.長文編
6.英作
7.全体

〇まとめ

〇九州大学ってどんな大学?

九州大学は、福岡県に拠点を置く旧帝大の一つです。

学生の人数は約1万9000人と約8,000人の教職員が在籍し、12学部、19学府、国内最大級の大学病院や附属図書館などを保有しています。キャンパスもきれいで十分な設備が整っています。

また、グローバルな大学であり、留学生は全体の約14%7人に1人が留学生です。109の国・地域から留学生たちが来るため様々な文化に触れることができます。

〇試験概要

福岡大学の英語の入試試験は、以下のように行われています。
・試験時間:120分
・配点
共創学部:400点
文学部:150点
教育学部:200点
法学部:200点
経済学部:経済・経営200点/経済工300点
理学部:200点
医学部:200点
歯学部:200点
薬学部:150点
工学部:前200点/後100点
芸術工学部:250点
農学部:250点
・問題数:大問5題
・形式:記述形式

〇傾向とオススメの参考書

ここでは、九州大学の英語試験の出題傾向と対策にオススメの参考書を紹介します。

1.全体の難易度

九州大学の英語は、大学入試の中でも標準~やや難しいものになっています。
問題形式は、大問1~3は長文読解・大問4・5は自由英作文に分かれているのが特徴的です。

問題内容自体は難しくはないのですが、試験時間に対して問題量がかなり多いです。
そのため問題を解くスピードを上げる練習や、正確に回答する練習が必要になります。

2.英単語編

ターゲット1900

こちらの単語帳を1冊しっかり仕上げておけば単語は問題ないでしょう。余裕のある人はもっと単語量の多い参考書を使用してもよいと思いますが、そこまで余裕がない人はターゲット1900やシステム英単語の単語帳を仕上げることを優先しましょう。
<使用方法>
英単語帳で学習を進める際に絶対に押さえてほしいポイントは以下の2点です。

・とにかく回数をこなす
・声に出して覚える

具体的には、1単語につき5秒以内のペースで1日100語は進めるようにしましょう。
人間の脳は、何度も出会う情報が記憶に残りやすいものです。
浅く広くこなしていき、何周も繰り返すことで単語に出会う回数が多くなり、単語力がグッと上がります。
また、声に出して覚えることの効果は絶大です。
ただ読むだけだと「見る」という感覚しか使っていないのに対し、声に出して読むことで「話す」「聞く」という感覚も使いながら学習を進めることができます。
そのため、記憶にも残りやすいのです。

3.文法編

英文法ポラリス

<「英文法ポラリス」の特徴>
英文法ポラリスは、レベル別で3冊の問題集に分かれているため、「志望校レベル」の問題だけにフォーカスできるという特徴があります。内容は頻出パターンを徹底分析。頻出する用法を扱ったパターンを、演習を通じて体得できます。また、問題集なのに手厚い解説であることも特長です。全ユニットの冒頭には、ポイントとなる文法の知識がわかりやすく解説され、知識をしっかりサポートしています。
九州大学では直接的な文法問題は出ませんが、長文を読むための最低限の文法知識は習得しておきましょう。

<使用方法>
英文法の参考書で学習を進める際に絶対に押さえてほしいポイントは以下の点です。

・まずは文法事項をインプットする。
・演習量をしっかりと確保する。

英文法は、文法事項を問う問題だけでなく、長文読解の要となります。
そのため、インプットするだけでなく様々な場面で応用できるように演習を繰り返しましょう!

 

4.英文解釈編

基礎英文解釈の技術100

<「基礎英文解釈の技術100」の特徴>
文の構造や品詞まで細かく丁寧な解説が特長で、受験生だけでなく塾講師からも絶賛されています。また、問題数は例題100問と演習100問となっています。付属のCDも付くのでリスニングやシャドーイングの練習もこの1冊でできます。

<使用方法>
英文解釈で学習を進める際に絶対に押さえてほしいポイントは以下の3点です。

・文構造を把握
・構文をもとに直訳を記入
・振り返りまで念入りに

文構造を把握する際には、SVOCや/(スラッシュ)などの記号を用いるとわかりやすくなります。コピーを取ってノートに貼るなどして、書き込める状況で進めてみましょう。

また、問題を解きっぱなしではほとんど意味がありません。
一度解いた英文を何度も音読したり、何も見ない状態で解けるようになっているか確認したりして、振り返る作業を念入りに行いましょう!

5.長文編

英語長文ポラリスシリーズ

<「英語長文ポラリス」の特徴>
すべての長文に著者である関先生のコメントがついていて、納得しながら勉強を続けられるのが特長の1つです。さらに、すべての長文に「構文解析」もついているため、1文1文ていねいに確認できます。
こちらのシリーズも英文法ポラリスシリーズと同じように3冊の構成となっています。九州大学受験生であれば1と2をやり切るようにしましょう。

<使用方法>
長文の参考書で学習を進める際に絶対に押さえてほしいポイントは以下の点です。

・振り返りまで念入りに
・繰り返し音読

音読こそ英語の最強の勉強法の1つです。
多くの長文を音読することで英文に慣れて素早く正確に読むことができるようになれば、英語長文の攻略は目前です。

6.英作文編

自由英作編 英作文のトレーニング

<「自由英作編 英作文のトレーニング」の特徴>
自由英作編 英作文のトレーニングは、標準レベル~最難関レベルまで網羅できる参考書です。
複数の模範解答を参照できることや、別紙の暗唱例文(音声データ付)ということから多くの受験生に使用されてきています。
英作文に全く慣れていない人は少し難しいかもしれないので、基礎的な文法・単語などを覚えてから取り組みましょう。

<使用方法>
英作文の参考書で学習を進める際に絶対に押さえてほしいポイントは以下の点です。

・最初から解答を書こうとせず、日本語で大まかな構成を決める
・模範解答を再現できるようにする

問題を解いた後は解説をしっかり読み、その後自分でも模範解答が再現できるように繰り返し練習しておきましょう。
また、できれば学校の先生や塾の先生などに添削してもらいアドバイスをもらうとより完成度が高まります。

7.全体

全体の傾向をつかみ、本番の問題形式に慣れるためには、「赤本」に取り組みましょう。

具体的には、今回オススメした参考書などで十分な演習を積み、遅くても11月ごろから赤本で過去問演習に取り組むことをオススメします。
最低でも10年は解いて傾向をつかみましょう!

〇まとめ

以上が、九州大学の英語の入試対策のまとめになります。

大問ごとの出題傾向を知り、目標点と自分の実力との差を分析することも大切です。
今回オススメした参考書は一例であるため、ポイントを踏まえた上で自分に合った参考書を進めてみましょう。

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この記事を書いた人

吉村暢浩京都大学工学部卒

2018年、京都大学工学部を卒業、同大学大学院に進学。2019年に京都大学大学院を中退し、受験コンサルティング事業「ポラリスアカデミア」を立ち上げる。2021年、株式会社ポラリスを設立。社会で勝ち抜くために必要な問題解決能力を大学受験を通じて身に着ける独自の指導を行っている。

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