この記事では、東京大学の英語試験の対策・特徴についてまとめています。
〇東京大学ってどんな大学?
〇試験概要
〇傾向とオススメの参考書
- 全体の難易度
- 英単語編
- 文法編
- 長文編
- 全体
〇まとめ
〇東京大学ってどんな大学?
東京大学は、東京都文京区にメインキャンパスを置く国立大学です。
京都大学と並んで日本のトップの偏差値を誇る大学として知られていますね。
全部で10の学部があり、メインキャンパスである本郷キャンパスには赤門がある事でも有名です。
学生の人数は約1万4000人。
卒業生の中には、小説家の夏目漱石さんや芥川龍之介さんがいます。
また、東京大学は進振り制度という進級制度があることも特徴的です。
進振り制度とは、2年生の途中までの成績をもとに3年生からの進級先を絞れる制度です。
大学に入ってから刺激を受けるうちにやりたいことを絞れる環境が魅力の1つですね。
〇試験概要
東京大学の英語の入試試験は、以下のように行われています。
・試験時間:120分(筆記90分、リスニング30分) |
〇傾向とオススメの参考書
ここでは、東京大学の英語試験の出題傾向と対策にオススメの参考書を紹介します。
1.全体の難易度
東京大学の英語は、大学入試の中でもかなり難しいものになっています。
参考までに、東京大学の英語の入試試験の難易度を英語資格試験と比較してみます。
英語資格試験 |
東大の英語試験のレベル |
英検 |
準1級 |
TOEIC |
740~820点 |
TOEFL |
80~90点 |
英検で例えると、準1級レベルの難易度になります。英検準1級のレベルの問題で安定して点数を取ることができると、東京大学の入試問題の殆どの問題は躓くことなく進めることができます。
また、東京大学の合格性のほとんどは共通テストで9割以上の得点をとっているため、共通テストで9割はとることを最低の目標としましょう。
2.英単語編
東京大学の英語の入試では、ハイレベルな英語力が必要であることが分かりました。では、それに対応する為の単語力を身に付けるためにはどのような参考書を使用すればよいのでしょうか?
ここでは、オススメの英単語帳を紹介します。
鉄壁
<「鉄壁」の特徴>
毎年、東大合格者400人以上を輩出している名門塾の最強のメソッドを詰め込んだ英単語帳。
難関大学を目指すすべての受験生へ、英単語攻略の技術が凝縮された決定版となっています。
直近10年間の主要大学の入試問題を分析し改訂を繰り返すことで、単語・熟語の重要度のランク付けの最新情報が分かります。単語・熟語の用例もより分かりやすく、時代に合ったものになっており、難関大学を目指す受験生には手放せない1冊です。
<使用方法>
英単語帳で学習を進める際に絶対に押さえてほしいポイントは以下の2点です。
・とにかく回数をこなす。 |
具体的には、1単語につき5秒以内のペースで1日100語は進めるようにしましょう。
人間の脳は、何度も出会う情報が記憶に残りやすいものです。
浅く広くこなしていき、何周も繰り返すことで単語に出会う回数が多くなり、単語力がグッと上がります。
また、声に出して覚えることの効果は絶大です。
ただ読むだけだと「見る」という感覚しか使っていないのに対し、声に出して読むことで「話す」「聞く」という感覚も使いながら学習を進めることができます。
そのため、記憶にも残りやすいのです。
3.文法編
オススメの参考書は、「ポレポレ英文読解プロセス500」です。
<「ポレポレ英文読解プロセス500」の特徴>
読解に必要なプロセスが丁寧に解説されています。
「なぜそうなるのか」を重視した問題集です。
<使用方法>
MARCHレベルまでの学習が一通り終わったあとに、長文読解と並行して行いましょう。
入試直前まで、「1日1題」などと決まったペースで取り組みを続けることが重要です。
英文法ポラリス
<「英文法ポラリス」の特徴>
英文法ポラリスは、レベル別で3冊の問題集に分かれているため、「志望校レベル」の問題だけにフォーカスできるという特徴があります。内容は頻出パターンを徹底分析。頻出する用法を扱ったパターンを、演習を通じて体得できます。また、問題集なのに手厚い解説であることも特長です。全ユニットの冒頭には、ポイントとなる文法の知識がわかりやすく解説され、知識をしっかりサポートしています。
東京大学を受験する受験生は全てのレベルに取り組むようにしましょう!
また、「ファイナル英文法」という英文法をさらに発展させた内容のものもあります。ファイナル英文法まで取り組めるといいです!
<使用方法>
英文法の参考書で学習を進める際に絶対に押さえてほしいポイントは以下の点です。
・まずは文法事項をインプットする。 |
英文法は、文法事項を問う問題だけでなく、長文読解の要となります。
そのため、インプットするだけでなく様々な場面で応用できるように演習を繰り返しましょう!
4.長文編
<「英語長文ポラリス」の特徴>
すべての長文に著者である関先生のコメントがついていて、納得しながら勉強を続けられるのが特長の1つです。さらに、すべての長文に「構文解析」もついているため、1文1文ていねいに確認できます。
こちらのシリーズも英文法ポラリスシリーズと同じように3冊の構成となっています。東大受験生であれば全てのレベルをやり切るようにしましょう。
<使用方法>
長文の参考書で学習を進める際に絶対に押さえてほしいポイントは以下の点です。
・振り返りまで念入りに |
音読こそ英語の最強の勉強法の1つです。
多くの長文を音読することで英文に慣れて素早く正確に読むことができるようになれば、英語長文の攻略は目前です。
6.全体
全体の傾向をつかみ、本番の問題形式に慣れるためには、「赤本」に取り組みましょう。
具体的には、今回オススメした参考書などで十分な演習を積み、遅くても11月ごろから赤本で過去問演習に取り組むことをオススメします。
〇まとめ
以上が、東京大学の英語の入試対策のまとめになります。
大問ごとの出題傾向を知り、目標点と自分の実力との差を分析することも大切です。
今回オススメした参考書は一例であるため、ポイントを踏まえた上で自分に合った参考書を進めてみましょう。
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この記事を書いた人
小澤樹千葉大学教育学部卒
2020年、千葉大学教育学部を卒業、同年千葉県小学校教員として担任業務に携わる。2023年に退職し、受験コンサルティング「ポラリスアカデミア」で指導を行っている。