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【英語編】京都大学の入試傾向・特徴まとめ

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この記事では、京都大学の英語試験の対策・特徴についてまとめています。

〇京都大学ってどんな大学?

〇試験概要

〇傾向とオススメの参考書

  1. 全体の難易度
  2. 英単語編
  3. 文法編
  4. 長文編
  5. 英作文編
  6. 全体

〇まとめ

〇京都大学ってどんな大学?

京都大学は、京都府京都市左京区にメインキャンパスを置く国立大学です。
東京大学と並んで日本のトップの偏差値を誇る大学として知られていますね。
全部で10の学部があり、メインキャンパスである吉田キャンパスには京都大学の象徴でもある時計台があることでも知られています。

学生の人数は約1万3000人。
卒業生の中には、お笑い芸人の宇治原史規さんや小説家の梶井基次郎さんがいます。
また、京都大学の周辺には歴史的建築物がたくさんあって歴史を感じることができ、大阪へのアクセスもしやすいため買い物や都会の雰囲気も感じやすいのが魅力の1つです。

金閣寺や銀閣寺、嵐山などの観光名所に行きやすいのはうらやましいですね。

〇試験概要

京都大学の英語の入試試験は、以下のように行われています。

・試験時間:120分

・配点
 経済学部(理系):200点
 経済学部(文系):150点
 文学部:150点
 薬学部:200点
 法学部:150点
 工学部:200点
 総合人間学部(理系):150点
 総合人間学部(文系):200点
 農学部:200点
 医学部:300点
 医学部人間健康科学科:200点
 理学部:225点
 教育学部(理系):200点
 教育学部(文系):200点

・問題数:大問4題

・形式:記述形式

〇傾向とオススメの参考書

ここでは、京都大学の英語試験の出題傾向と対策にオススメの参考書を紹介します。

1.全体の難易度

京都大学の英語は、大学入試の中でもかなり難しいものになっています。
問題形式は、英文和訳・和文英訳・英作文に分かれているのが特徴的です。

長文読解では1文が非常に長く、和文英訳や自由英作文などは文字数の多いものになっているなど、1つ1つの問題の難易度が非常に高いです。
その分、問題数はそこまで多くはありません。

東京大学と比べると、
東京大学は素早く頭を回転させる力が必要
京都大学は深く考える力が必要
と言えるでしょう。
また、細かい傾向は年度ごとにかわるため応用力も身に付けておきましょう。
また、京都大学の合格生のほとんどは共通テストで9割以上の得点をとっているため、共通テストで9割はとることを最低の目標としましょう。

2.英単語編

東京大学の英語の入試では、ハイレベルな英語力が必要であることが分かりました。では、それに対応する為の単語力を身に付けるためにはどのような参考書を使用すればよいのでしょうか?
ここでは、オススメの英単語帳を紹介します。

鉄壁

<「鉄壁」の特徴>

毎年、東大合格者400人以上を輩出している名門塾の最強のメソッドを詰め込んだ英単語帳。
難関大学を目指すすべての受験生へ、英単語攻略の技術が凝縮された決定版となっています。

直近10年間の主要大学の入試問題を分析し改訂を繰り返すことで、単語・熟語の重要度のランク付けの最新情報が分かります。単語・熟語の用例もより分かりやすく、時代に合ったものになっており、難関大学を目指す受験生には手放せない1冊です。

<使用方法>
英単語帳で学習を進める際に絶対に押さえてほしいポイントは以下の2点です。

・とにかく回数をこなす。
・声に出して覚える。

具体的には、1単語につき5秒以内のペースで1日100語は進めるようにしましょう。
人間の脳は、何度も出会う情報が記憶に残りやすいものです。
浅く広くこなしていき、何周も繰り返すことで単語に出会う回数が多くなり、単語力がグッと上がります。

また、声に出して覚えることの効果は絶大です。
ただ読むだけだと「見る」という感覚しか使っていないのに対し、声に出して読むことで「話す」「聞く」という感覚も使いながら学習を進めることができます。
そのため、記憶にも残りやすいのです。

3.文法編

オススメの参考書は、「ポレポレ英文読解プロセス500」です。

<「ポレポレ英文読解プロセス500」の特徴>
読解に必要なプロセスが丁寧に解説されています。
「なぜそうなるのか」を重視した問題集です。

<使用方法>

MARCHレベルまでの学習が一通り終わったあとに、長文読解と並行して行いましょう。
入試直前まで、「1日1題」などと決まったペースで取り組みを続けることが重要です。

英文法ポラリス

<「英文法ポラリス」の特徴>
英文法ポラリスは、レベル別で3冊の問題集に分かれているため、「志望校レベル」の問題だけにフォーカスできる
という特徴があります。内容は頻出パターンを徹底分析。頻出する用法を扱ったパターンを、演習を通じて体得できます。また、問題集なのに手厚い解説であることも特長です。全ユニットの冒頭には、ポイントとなる文法の知識がわかりやすく解説され、知識をしっかりサポートしています。

京都大学を受験する受験生は全てのレベルに取り組むようにしましょう!
また、「ファイナル英文法」という英文法をさらに発展させた内容のものもあります。ファイナル英文法まで取り組めるといいです!

<使用方法>
英文法の参考書で学習を進める際に絶対に押さえてほしいポイントは以下の点です。

・まずは文法事項をインプットする。
・演習量をしっかりと確保する。

英文法は、文法事項を問う問題だけでなく、長文読解の要となります。
そのため、インプットするだけでなく様々な場面で応用できるように演習を繰り返しましょう

4.長文編

英語長文ポラリスシリーズ

<「英語長文ポラリス」の特徴>
すべての長文に著者である関先生のコメントがついていて、納得しながら勉強を続けられるのが特長の1つです。さらに、すべての長文に「構文解析」もついているため、1文1文ていねいに確認できます。

こちらのシリーズも英文法ポラリスシリーズと同じように3冊の構成となっています。京大受験生であれば全てのレベルをやり切るようにしましょう。

<使用方法>
長文の参考書で学習を進める際に絶対に押さえてほしいポイントは以下の点です。

・振り返りまで念入りに
・繰り返し音読

音読こそ英語の最強の勉強法の1つです。
多くの長文を音読することで英文に慣れて素早く正確に読むことができるようになれば、英語長文の攻略は目前です。

5.英作文編

実践編 英作文のトレーニング

<「実践編 英作文のトレーニング」の特徴>
これ1冊で和文英訳も英文和訳もカバーできます。
暗唱例文もついているため、多くの受験生に愛用されています。

<使用方法>
暗唱例文を覚えて英文の構文パターンをとにかく頭に入れましょう
そして覚えた構文をアレンジして解答をつくる練習をしていきます。
他の参考書でも述べているように、音読をして声に出して覚えることが効果的です。

6.全体

全体の傾向をつかみ、本番の問題形式に慣れるためには、「赤本」に取り組みましょう。

具体的には、今回オススメした参考書などで十分な演習を積み、遅くても11月ごろから赤本で過去問演習に取り組むことをオススメします。

〇まとめ

以上が、京都大学の英語の入試対策のまとめになります。
大問ごとの出題傾向を知り、目標点と自分の実力との差を分析することも大切です。

今回オススメした参考書は一例であるため、ポイントを踏まえた上で自分に合った参考書を進めてみましょう。

 

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この記事を書いた人

吉村暢浩京都大学工学部卒

2018年、京都大学工学部を卒業、同大学大学院に進学。2019年に京都大学大学院を中退し、受験コンサルティング事業「ポラリスアカデミア」を立ち上げる。2021年、株式会社ポラリスを設立。社会で勝ち抜くために必要な問題解決能力を大学受験を通じて身に着ける独自の指導を行っている。

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