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【英語編】青山学院大学の入試傾向・対策まとめ

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この記事では、青山学院大学の英語試験の対策・特徴についてまとめています。

〇青山学院大学ってどんな大学?

〇試験概要

  1. 法学部
  2. 経済学部
  3. 経営学部
  4. 文学部
  5. 国際政治経済学部
  6. 教育人間科学部
  7. 社会情報学部
  8. コミュニティ人間科学部
  9. 総合文化政策学部・地球社会共生学部
  10. 理工学部
  11. 全学部統一方式

〇傾向とオススメの参考書

  1. 英単語編
  2. 文法編
  3. 英文解釈編
  4. 長文編
  5. 全体

〇まとめ

〇青山学院大学ってどんな大学?

青山学院大学は、東京都渋谷区にメインキャンパスをおく私立大学です。
GMARCHという難関私立大学群の「A」にあたります。
11学部があり、文理問わず幅広い学生が通う総合大学です!

学生の人数は約1万8000人。
卒業生の中には、ミュージシャンの桑田佳祐さんやアナウンサー・タレントとして活躍する田中みな実さんなどがいらっしゃることも有名ですね。

青山学院大学は、渋谷駅から徒歩10分という好立地です。
都内のどこからでもアクセスしやすい上に、表参道に近くおしゃれな街並みに位置しているため、楽しい学生生活が送れることも魅力の1つです。

それだけでなく、国際コミュニケーションの実現に向けた「青山学院チャットルーム」も魅力的です。英語や中国語、韓国語などの幅広い言語で様々なトピックについて学べる環境が整っているため、国際色豊かな大学であるといえます。
偏差値は52.5~65で、GMARCHの中でも高い偏差値だと言えるでしょう。

〇試験概要

青山学院大学の英語の入試試験の概要は、学部によって異なります。

1.法学部

・試験時間:90分
・配点:150点
・目標点:7割(105点)
・問題数:約47題
・形式:マーク形式と記述形式
・構成:大問5題

2.経済学部

・試験時間:90分
・配点:150点
・目標点:7割(105点)
・問題数:約46題
・形式:マーク形式と記述形式
・構成:大問5題

3.経営学部

・試験時間:90分
・配点:150点
・目標点:7割(105点)
・問題数:約62題
・形式:記述形式
・構成:大問7題

4.文学部

・試験時間:100分
・配点:100~200点
・目標点:7.5割
・問題数:約28題
・形式:マーク形式と記述形式
・構成:大問5題

5.国際政治経済学部

・試験時間:90分
・配点:150点
・目標点:7.5割(115点)
・問題数:約36題
・形式:記述形式
・構成:大問6題

6.教育人間科学部

・試験時間:90分
・配点:200点
・目標点:7割(140点)
・問題数:約41題
・形式:マーク形式と記述形式
・構成:大問5題

7.社会情報学部

・試験時間:90分
・配点:150点
・目標点:7割(105点)
・問題数:約50題
・形式:マーク形式
・構成:大問5題

 

8.コミュニティ人間科学部

・試験時間:90分
・配点:150~200点
・目標点:7割
・問題数:約75題
・形式:マーク形式
・構成:大問6題

 

9.総合文化政策学部・地球社会共生学部

・試験時間:90分
・配点:150点
・目標点:8割
・問題数:約45題
・形式:マーク形式
・構成:大問5題

 

10.理工学部

・試験時間:80分
・配点:100~150点
・目標点:7割
・問題数:約61題
・形式:マーク形式と記述形式
・構成:大問5題

 

11.全学部統一入試

・試験時間:80分
・配点:150点
・目標点:8割(120点)
・問題数:約40題
・形式:マーク形式
・構成:大問4題

〇傾向とオススメの参考書

ここでは、各大問の出題傾向とともに英単語・文法・英文解釈・長文のそれぞれの対策にオススメの参考書を紹介します。

1.英単語編

青山学院大学では、多くの学部で英文読解問題が出題されます。
1000語を超える長文が出題されることがある上に、様々なテーマからの出題もあるのが特徴です。
したがって、幅広いテーマに対応できる力を養っておく必要があります。

では、幅広いテーマに対応する為にはどのような対策から始めれば良いのでしょうか?
それは、まず「最低限の語彙力を英単語帳と熟語帳で完成させておく」ことです。

単語帳は様々なものがありますが、内容や難易度に大きな差があることは少ないため、自分に合った単語帳を選ぶようにしましょう。
ここでは、「英単語帳LEAP」をオススメとして紹介します。

<「LEAP」の特徴>
LEAPでは、1935語の英単語をActive VocabularyとPassive Vocabularyにされています。
それぞれ、writingやspeakingで「使いこなせる」ようになるためのActive Vocabulary。
readingやlisteningで「意味が分かる」ようになるためのPassive Vocabularyという分類になっています。

Active Vocabularyでは、熟語や定型表現、間違えやすいポイントなどを「使うための情報」として掲載されています。このように、英単語だけでなくそれに付随する情報が満載なのがLEAPの特長です。

この単語帳を1冊仕上げるだけで、単語力とそれに付随する情報を幅広く身に付けられるのです。
英単語力と情報量が豊富なので、幅広いテーマの出題が特徴である青山学院大学の英語の試験対策として十分カバーできるようになります。

<使用方法>
英単語帳で学習を進める際に絶対に押さえてほしいポイントは以下の2点です。

・声に出して覚える。
・とにかく回数をこなす。

具体的には、1単語につき5秒以内のペースで1日100語は進めるようにしましょう。
人間の脳は、何度も出会う情報が記憶に残りやすいものです。
浅く広くこなしていき、何周も繰り返すことで単語に出会う回数が多くなり、単語力がグッと上がります。

英熟語帳は、「速読英熟語」をオススメします。
<「速読英熟語」の特徴>
速読英熟語は、過去7年間の入試問題をコンピュータ分析し、重要熟語・構文をおよそ1,000個掲載されています(関連表現も合わせると約1,500)。
この1冊で大学入試に出る熟語・構文をほぼすべてカバーできます。英文は最新入試問題から厳選し、おもしろく読みやすい素材ばかりを集められているのが魅力です。

「文章を読みながら熟語を覚える」というコンセプトでつくられているということですね。
熟語を覚えられるだけでなく、本番のような様々なテーマの英文を読む練習にもなるのです。

<使用方法>
英熟語帳で学習を進める際に絶対に押さえてほしいポイントは以下の点です。

・何度も音読する。

音読の効果は絶大です。
ただ読むだけだと「見る」という感覚しか使っていないのに対し、声に出して読むことで「話す」「聞く」という感覚も使いながら学習を進めることができます。
そのため、記憶にも残りやすいのです。

2.文法編

文法・語法に関する問題では、語句整序問題や空所補充問題が出題されるのが特徴です。
難易度は標準レベルとなっており、突出して難しい問題は少ないため確実に点数を稼げる問題です。
英文法の参考書も、英単語帳と同じように様々なものが出版されているため、自分に合った参考書を選ぶのが良いでしょう。ここでオススメするのは「Vintage」です。

<「Vintage」の特徴>
Vintageは、英文法・語法Vintageは最近の入試傾向を踏まえてつくられているため、
必須の攻略ポイントが厳選
大学入試の超頻出問題のチェックが可能
という特長があります。入試における必須項目や超頻出問題を分析してつくられているため、大学受験対策に向けて確実に取り組みたい1冊となっています。

さらに、問題や解説だけでなく充実したコラム掲載も優れている点の1つです。3種類のコラムがあり、「まずは確認」「しっかり確認」「整理して覚える」に分かれています。理解しなければならないこと、覚えなければならないことを明確に提示しているため、学習内容の理解にとても役立ちます。

<使用方法>
英文法の参考書で学習を進める際に絶対に押さえてほしいポイントは以下の点です。

・まずは文法事項をインプットする。
・演習量をしっかりと確保する。

Vintageは、文法事項と演習量を網羅しているため、かなり分量が多い参考書となっています。そのため、苦手意識がある方は解き終えるまでに挫折してしまうことも多いのです…。
そうならない為にも、まずは簡単に文法事項をまとめている参考書を進め、インプットが終わったらVintageで演習を進めるという使い方もオススメです。
さらに、語句整序問題や空所補充問題の対策として「英語整序問題精選600」に取り組むのもオススメです。

「Vintage」では補いきれない、入試に近い形式の問題演習を積むことができます。
取り組み方としては、Vintageで文法の学習を一通り終えた後に、1~2か月程度で素早く終わらせるようにしましょう。

3.英文解釈編

青山学院大学の英語試験は、本文の読解を的確に行い、内容を正確に理解することが大切です。細かい文法事項を問う問題もありますが、長文読解ではまとまった量の英文を素早く処理して解答の根拠となる箇所を的確に探し当てる力も問われるのです。
そのような力を高めるためには、長文読解の演習に入る前に英文解釈の方法を身に付ける必要があります。

英文解釈に関しては、当サイトで何度も紹介している「英文解釈の技術70」がオススメです。

<「英文解釈の技術70」の特徴>
文の構造や品詞まで細かく丁寧な解説が特長で、受験生だけでなく塾講師からも絶賛されています。また、問題数がそこまで多くなく、取り組みやすいのも特長の1つです。具体的には、70の例題とそれに関連する70の問題で構成されています。

レベルとしては、高校基礎~大学受験標準レベルの英文が掲載されています。
そのため、青山学院大学の入試対策として必要な構文を十分にカバーできる1冊となっています。

<使用方法>
英熟語帳で学習を進める際に絶対に押さえてほしいポイントは以下の3点です。

・文構造を把握
・構文をもとに直訳を記入
・振り返りまで念入りに

文構造を把握する際には、SVOCや/(スラッシュ)などの記号を用いるとわかりやすくなります。コピーを取ってノートに貼るなどして、書き込める状況で進めてみましょう。

また、問題を解きっぱなしではほとんど意味がありません。
一度解いた英文を何度も音読したり、何も見ない状態で解けるようになっているか確認したりして、振り返る作業を念入りに行いましょう!

4.長文編

英語長文の演習は、「英語長文ポラリスシリーズ」を紹介します。

<「英語長文ポラリス」の特徴>
すべての長文に著者である関先生のコメントがついていて、納得しながら勉強を続けられるのが特長の1つです。さらに、すべての長文に「構文解析」もついているため、1文1文ていねいに確認できます。
こちらのシリーズも英文法ポラリスシリーズと同じように3冊の構成となっています。

<使用方法>
長文の参考書で学習を進める際に絶対に押さえてほしいポイントは以下の点です。

・振り返りまで念入りに
・繰り返し音読

先述の通り、音読こそ英語の最強の勉強法の1つです。
多くの長文を音読することで英文に慣れて素早く正確に読むことができるようになれば、英語長文の攻略は目前です。

青山学院大学の受験生は、英語長文ポラリスシリーズの3まではやり切るようにしましょう。英語長文ポラリス3は、GMARCH・関関同立レベルの難関私大から早慶上智レベルの最難関レベルまでの英文が掲載されています。
英語長文ポラリス3を完璧に仕上げれば、青山学院大学の英語入試試験に十分に対応できる英語力が身に付くでしょう。

5.全体

全体の傾向をつかみ、本番の問題形式に慣れるためには、「赤本」に取り組みましょう。

具体的には、今回オススメした参考書などで十分な演習を積み、遅くても11月ごろから赤本で過去問演習に取り組むことをオススメします。

〇まとめ

以上が、青山学院大学の英語の入試対策のまとめになります。
大問ごとの出題傾向を知り、目標点と自分の実力との差を分析することも大切です。

今回オススメした参考書は一例であるため、ポイントを踏まえた上で自分に合った参考書を進めてみましょう。

 

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この記事を書いた人

小澤樹千葉大学教育学部卒

2020年、千葉大学教育学部を卒業、同年千葉県小学校教員として担任業務に携わる。2023年に退職し、受験コンサルティング「ポラリスアカデミア」で指導を行っている。

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