「高校生向けのオンライン塾はたくさんあるけれど、結局どこを選べばいい?」「オンラインだけで大学受験まで対応できる?」と迷っている高校生・保護者も多いのではないでしょうか。
高校生向けオンライン塾には、講師から直接教えてもらう個別指導型、好きな時間に授業を見られる映像授業型、学習計画や進捗を管理するコーチング型などがあります。
結論からいうと、オンライン塾選びで最も重要なのは、知名度や料金だけではなく、「今の成績が伸びない原因を解決できる指導形態か」を見ることです。
たとえば、数学の解き方そのものがわからない高校生には個別指導が向いています。一方、参考書を読めば理解できるものの勉強が続かない高校生なら、学習管理・コーチング型のほうが課題を解決しやすいでしょう。
自分で計画を立てて勉強できる高校生なら、月数千円程度の映像授業でも十分活用できる可能性があります。
この記事では、高校生向けオンライン塾の種類、おすすめサービスの比較、料金相場、メリット・デメリット、大学受験・定期テストなど目的別の選び方まで解説します。
高校生向けオンライン塾とは?対面塾との違いと基本
高校生向けオンライン塾とは、パソコン・タブレット・スマートフォンなどを使い、自宅などから授業や学習サポートを受けられるサービスです。
「オンライン塾」と一括りにされますが、講師とリアルタイムで授業するタイプもあれば、録画された授業を視聴するタイプ、学習計画の作成・進捗管理を中心とするタイプもあります。
オンライン塾の仕組みと高校生の授業の流れ
オンライン塾の授業方法は、指導形態によって異なります。
たとえば個別指導型なら、一般的には次のような流れです。
- 決められた時間にオンライン授業へ接続する
- 前回の宿題や学習状況を確認する
- 講師から単元の説明を受ける
- 実際に問題を解く
- わからない部分を質問する
- 理解度を確認する
- 次回までの宿題を決める
一方、映像授業型では、あらかじめ収録された授業を好きな時間に視聴し、問題演習を進めます。
コーチング型では授業そのものよりも、
- 志望校から逆算した学習計画
- 使用する参考書の決定
- 週間・日別計画の作成
- 進捗確認
- 定期面談
- 計画の修正
などが中心になります。
つまり、オンライン塾を選ぶときは「オンラインで勉強できるか」だけではなく、オンライン上で何をしてもらえるのかを確認する必要があります。
高校生のオンライン塾と対面塾の違い
オンライン塾と対面塾の主な違いを整理すると、次のとおりです。
| 比較項目 | オンライン塾 | 対面塾 |
|---|---|---|
| 受講場所 | 自宅など | 教室 |
| 通塾時間 | 基本的になし | 必要 |
| 講師 | 全国から選べるサービスもある | 教室所属の講師が中心 |
| 料金 | 指導形式によって幅が大きい | 授業形式・地域などで異なる |
| 自習環境 | オンライン自習室など | 校舎の自習室など |
| 質問 | 授業・チャットなど | 授業・教室など |
| 通信環境 | 必要 | 基本的に不要 |
オンライン塾の大きな特徴は、住んでいる場所に選択肢を左右されにくいことです。
近くに大学受験専門塾がない場合でも、オンラインなら難関大学対策や総合型選抜対策など、自分の目的に合ったサービスを探せます。
一方、自宅では集中できない高校生や、塾へ行くこと自体が勉強のスイッチになっている高校生には、対面塾のほうが向いている場合もあります。
高校生におすすめのオンライン塾を比較
高校生向けオンライン塾には、低価格な映像授業からマンツーマン個別指導、学習管理を中心とするコーチングまでさまざまなサービスがあります。
ここでは代表的なサービスを比較しますが、「全員におすすめの1社」があるわけではありません。料金だけでなく、現在の悩みと指導形態が合っているかを確認してください。
高校生向けオンライン塾の比較表(料金・指導形態・サポート)
| サービス | 料金例(税込) | 主な指導形態 | 向いている高校生 |
|---|---|---|---|
| スタディサプリ | 月2,178円 12ヶ月一括なら月あたり1,815円 |
映像授業 | 自分で学習を進められる |
| すらら | 中高3教科 月8,800円 4ヶ月継続割 月8,228円 |
AI・対話型教材 | 自分の学力に合わせて戻り学習したい |
| 進研ゼミ高校講座 | 高1・高2 月あたり9,980円〜 ※12ヶ月一括払いの例 |
デジタル教材・AI | 複数教科をまとめて学習したい |
| オンライン家庭教師WAM | 高1 40分×月4回9,200円〜 | オンライン個別指導 | 苦手科目を直接教えてほしい |
| トライのオンライン個別指導塾 | 高校生60分×月4回21,120円〜 | 完全マンツーマン | 1対1で質問・指導を受けたい |
※2026年10月時点で各サービスの公式サイトから確認できる代表的な料金です。学年・コース・授業時間・支払方法などで異なります。
たとえば、とにかく費用を抑えたいなら映像授業型が候補です。
一方、「数学の問題を解説してほしい」という場合は個別指導、「勉強する内容を毎週決めてほしい」という場合は学習管理・コーチング型が向いています。
具体的なサービスを順位形式で比較したい場合は、「【2026年版】高校生向けオンライン塾ランキング|目的別おすすめと料金・選び方」も参考にしてください。
オンライン塾の人気・おすすめ(高校生に選ばれる理由)
高校生にオンライン塾が選ばれる理由の一つは、選択肢の多さです。
オンラインなら、
- 月数千円程度から利用できる映像授業
- 苦手科目だけ受けられる個別指導
- 難関大学の学生などから指導を受けられるサービス
- 大学受験全体を管理するコーチング
- 総合型選抜・推薦対策
など、目的に合わせて選べます。
また、部活動が忙しい高校生にとって、通塾時間がないこともメリットです。
ただし、人気や知名度だけで選ぶ必要はありません。
「有名だから」ではなく、「自分が成績を伸ばすために不足しているものを補えるか」で選ぶことが重要です。
高校生向けオンライン塾の指導形態の種類と特徴
オンライン塾選びで最初に決めたいのが指導形態です。個別指導・映像授業・集団授業・自立学習・コーチングでは、同じオンラインでも役割が異なります。
塾名を比較する前に、「自分には何をしてくれる塾が必要なのか」を整理しましょう。
個別指導型オンライン塾(1対1・1対2)の特徴
個別指導型は、講師が生徒一人ひとりに合わせて授業を行う形式です。
1対1なら授業時間を一人の生徒に使えるため、
- 学校の数学についていけない
- 英文法を基礎から教えてほしい
- わからない問題をその場で質問したい
- 過去問の答案を添削してほしい
といった高校生に向いています。
1対2の場合は、一人が説明を受けている間にもう一人が問題を解くなど、説明と演習を組み合わせて進める形式があります。
個別指導を検討している場合は、「高校生向けオンライン個別指導塾の選び方|料金相場・メリット・目的別のおすすめ」で詳しく比較するとよいでしょう。
映像授業・集団授業・自立学習型のオンライン塾の特徴
映像授業型は、あらかじめ収録された授業を視聴する形式です。
代表的なメリットは、料金を抑えやすいことと、好きな時間に学べることです。
部活動が終わる時間が日によって変わる高校生でも、「今日は22時から英語を1講見る」といった使い方ができます。
一方、自由度が高いため、自分から授業を視聴しなければ学習が進みません。
集団授業型は、オンライン上で複数の生徒が同時に授業を受けます。決められた時間に授業があるため、映像授業より学習ペースを作りやすいのが特徴です。
自立学習型は、教材・AIなどを使って自分のペースで問題演習を進めます。
どの形式でも、「自分で学習を進められる度合い」が高いほど低価格なサービスを活用しやすい傾向があります。
コーチング型オンライン塾が高校生に向いているケース
コーチング型は、授業そのものより「何を・いつ・どこまで勉強するか」を管理することに重点を置く形式です。
たとえば、
- 志望校は決まっているが何をすればいいかわからない
- 参考書を買っても続かない
- 勉強計画を立てられない
- 模試を受けっぱなしにしている
- 授業は理解できるのに成績が上がらない
といった高校生に向いています。
一方、数学の公式や英文法そのものを理解できていない場合は、学習管理だけでは足りません。
個別指導など教科を直接教えてもらえるサービスとの併用も検討しましょう。
学習管理について詳しく知りたい方は、「高校生向けオンライン塾は学習管理で選ぶ|学習管理が手厚い塾の特徴と選び方」を参考にしてください。
【目的別】高校生におすすめのオンライン塾の選び方
オンライン塾は、大学受験・推薦入試・定期テストなど、目的によって必要なサポートが変わります。単に「高校生対応」と書かれているだけで判断せず、自分の目標に必要な指導を受けられるか確認しましょう。
特に大学受験では、志望校・選抜方式によって必要な対策が大きく異なります。
難関大・国公立を目指す高校生向けオンライン塾
難関大学・国公立大学を目指す場合は、志望校から逆算した対策ができるかを確認しましょう。
具体的には、
- 共通テスト対策
- 国公立二次試験対策
- 難関私大対策
- 記述答案の添削
- 過去問対策
- 複数科目の学習計画
などです。
特に国公立大学は受験科目が多くなりやすいため、英語・数学の授業だけではなく、他科目を含めた学習計画が必要です。
自分で計画を管理できるなら映像授業+参考書でも進められますが、計画が苦手ならコーチング型を組み合わせる方法もあります。
総合型選抜・学校推薦型選抜を目指す高校生向けオンライン塾
総合型選抜・学校推薦型選抜では、一般選抜とは異なる対策が必要になる場合があります。
たとえば、
- 志望理由書
- 自己推薦書
- 小論文
- 面接
- プレゼンテーション
- 活動実績の整理
などです。
「推薦対策対応」という表記だけではなく、志望理由書を何回添削してもらえるのか、面接練習があるのかなど、具体的なサービス内容まで確認しましょう。
また、学校推薦型選抜では評定が重要になるケースもあります。
高1・高2から検討する場合は、推薦対策だけでなく定期テスト対策にも対応しているか確認するとよいでしょう。
定期テスト対策・苦手克服をしたい高校生向けオンライン塾
定期テスト対策なら、学校の授業・教材に合わせられるサービスがおすすめです。
特に確認したいのは、
- 学校の教科書・ワークを使えるか
- テスト範囲に合わせられるか
- 1教科から受講できるか
- 中学校範囲まで戻れるか
- テスト前に授業回数を増やせるか
です。
「数学だけ苦手」という場合は、全教科の高額なコースへ入る必要はありません。
数学だけオンライン個別指導を利用し、他教科は学校教材や映像授業を利用する方法もあります。
高校生がオンライン塾を選ぶときのポイント
指導形態と目的を決めたら、候補となるオンライン塾を比較します。ここで重要なのは、月額料金や知名度だけで決めないことです。
講師・学習管理・質問対応・自習環境など、「入塾後に実際に勉強を続けられる仕組み」があるかを確認しましょう。
オンライン塾の講師・サポート体制・自習室の有無
最低限、次の項目を比較するのがおすすめです。
- 講師は固定か
- 講師変更はできるか
- 講師1人に対して生徒は何人か
- 授業外でも質問できるか
- 学習計画を作ってもらえるか
- 進捗確認はあるか
- オンライン自習室があるか
- 保護者への報告があるか
- 進路相談ができるか
特に「個別指導」と書かれていても、1対1とは限りません。
また、授業だけを提供する塾と、授業外の学習まで管理する塾ではサービス内容が異なります。
名称ではなく、具体的に何をしてもらえるのかを確認しましょう。
オンライン塾の合格実績・口コミの見方(高校生の保護者向け)
オンライン塾を比較するときに、口コミや合格実績を見る方も多いでしょう。
ただし、「口コミ4.8」「難関大学○名合格」といった数字だけで判断するのはおすすめできません。
口コミを見る場合は、
- 高校生の口コミか
- 大学受験・定期テストなど目的が同じか
- どのコースを利用したのか
- 講師についての評価か
- 教材・サポートについての評価か
まで確認してください。
合格実績についても、オンライン部門だけの実績なのか、対面教室などを含めたサービス全体の数字なのかを確認する必要があります。
口コミと合格実績は候補を絞る材料として使い、最終的には無料体験で判断するのがおすすめです。
高校生向けオンライン塾の料金相場
高校生向けオンライン塾の料金は、月2,000円程度から10万円以上まで大きな幅があります。この差が生まれる主な理由は、講師・コーチなど「人による個別対応」の量です。
そのため、オンライン塾の料金を比較するときは、同じ指導形態同士で比べることが重要です。
指導形態別のオンライン塾の月額料金の目安
おおまかな目安は次のとおりです。
| 指導形態 | 月額料金の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 映像授業 | 2,000円程度〜 | 低価格・自分で進める |
| AI教材・通信教育 | 8,000〜1万円程度〜 | 複数教科を学びやすい |
| オンライン個別指導 | 1万〜3万円程度〜 | 講師へ直接質問できる |
| コーチング・学習管理 | 3万〜10万円以上 | 計画・進捗管理が中心 |
実際、2026年10月時点ではスタディサプリのベーシックコースが月2,178円、すららの中高3教科学び放題プランが月8,800円です。
個別指導では、オンライン家庭教師WAMが高校1年生40分×月4回9,200円〜、トライのオンライン個別指導塾が高校生60分×月4回21,120円〜となっています。
安いサービスをさらに比較したい方は、「高校生向けの安いオンライン塾おすすめ比較|料金相場と費用を抑えるコツ」を参考にしてください。
高校生のオンライン塾で追加でかかる費用(入会金・教材費)
オンライン塾を比較するときは、月謝以外の費用も確認しましょう。
代表的なのは、
- 入会金
- 教材費
- システム利用料
- 模試代
- 季節講習
- 追加授業
- 端末・カメラなどの機材
- 通信費
です。
たとえば、スタディサプリのベーシックコースは入会金・初期費用が不要ですが、通信料金やテキスト冊子などのオプション費用は別途かかります。
すららは中高3教科コースの場合、入会金11,000円です。
トライのオンライン個別指導塾は入会金11,000円で、年会費・登録料・初期費用はかかりません。
オンライン家庭教師WAMでは教材費は授業料に含まれておらず、塾用教材を利用する場合は1冊1,100〜3,500円程度と案内されています。また、入会諸費用などが別途必要です。
月額料金だけではなく、「1年間利用したら総額いくらになるか」で比較することが大切です。
高校生がオンライン塾を利用するメリット
高校生がオンライン塾を利用するメリットは、単に「家で授業を受けられる」ことだけではありません。通塾時間を削減でき、地域に左右されずサービスを選べるため、部活動や学校生活と両立しやすい学習方法です。
特に、近くに希望する塾がない高校生にとっては選択肢を大きく広げられます。
部活と両立しやすく、通塾時間もかからない
オンライン塾なら、基本的に塾への移動が必要ありません。
たとえば塾まで片道30分かかる場合、1回通うだけで往復1時間です。
週2回なら月に約8時間を移動に使うことになります。
オンラインなら、この時間を、
- 問題演習
- 学校の宿題
- 睡眠
- 部活動
などに使えます。
特に高1・高2で部活動を続けながら受験準備を始めたい高校生にとって、時間を確保しやすいことは大きなメリットです。
全国どこからでもオンライン塾で質の高い授業を受けられる
オンライン塾なら、自宅の近くにある塾だけに選択肢を限定する必要がありません。
たとえば、
- 難関大学受験に強い講師
- 特定科目を専門とする講師
- 総合型選抜に対応するサービス
- 学習管理を専門とするコーチ
などから選べます。
地方に住んでいる高校生でも、オンラインなら全国を対象とするサービスを利用できます。
ただし、「有名大学の学生だから教えるのも上手」とは限りません。
講師の学歴だけでなく、説明のわかりやすさや相性も無料体験で確認しましょう。
高校生がオンライン塾を利用するデメリットと対策
オンライン塾は便利な一方、自宅で勉強するからこその弱点があります。特に注意したいのが、自己管理と学習環境です。
ただし、オンライン自習室や学習管理などを利用すれば、デメリットを補える場合があります。
オンライン塾のモチベーション維持・自己管理の難しさへの対策
オンライン塾では、自宅に、
- スマートフォン
- SNS
- ゲーム
- テレビ
- ベッド
などの誘惑があります。
特に映像授業型は「いつでも見られる」ため、「今日は疲れたから明日にしよう」と先延ばししやすい点に注意が必要です。
対策としては、
- 授業を見る曜日・時間を固定する
- 1週間の学習計画を作る
- オンライン自習室を利用する
- 学習記録をつける
- コーチング・学習管理を利用する
などがあります。
一人では続かない高校生は、料金だけで映像授業型を選ばず、管理してもらえる仕組みがあるか確認しましょう。
オンライン塾の通信環境・自習室がない問題への対策
オンライン塾では、安定したインターネット環境が必要です。
通信が不安定だと、音声が途切れたり、映像が止まったりする可能性があります。
また、対面塾のような校舎型の自習室がないこともあります。
自宅で集中できない場合は、
- オンライン自習室を利用する
- 学校の自習スペースを利用する
- 図書館を利用する
- 自宅に勉強専用スペースを作る
などで補いましょう。
無料体験は、実際に授業で使う端末・場所・通信環境で受けるのがおすすめです。
オンライン塾に向いている高校生・向いていない高校生
オンライン塾には多くのメリットがありますが、すべての高校生に対面塾より適しているわけではありません。大切なのは、オンラインという形式が自分の性格・学習状況に合っているかを確認することです。
向いていない場合でも、個別指導や学習管理などを組み合わせることで利用しやすくなる場合があります。
オンライン塾が向いている高校生の特徴
オンライン塾は、次のような高校生に向いています。
- 部活が忙しい
- 通塾時間を減らしたい
- 近くに希望する塾がない
- 自宅でも集中して勉強できる
- 自分のペースで勉強したい
- 苦手科目だけ指導を受けたい
- 塾代を抑えたい
- オンラインで質問することに抵抗がない
特に、自分である程度勉強できる高校生ほど、オンラインの自由度を活かしやすいでしょう。
オンライン塾が向いていない高校生がとるべき選択肢
反対に、次のような高校生は慎重に検討してください。
- 自宅だとまったく勉強できない
- スマートフォンを触ってしまう
- 誰かに見られていないと勉強しない
- 対面でないと質問しにくい
- 友達と一緒のほうが頑張れる
- ネット環境が安定していない
この場合は、対面塾を選ぶ方法があります。
ただし、「自己管理が苦手=オンライン塾は不可能」とは限りません。
オンライン自習室や毎日の進捗確認、専任コーチなどがあるサービスなら、オンラインでも勉強を続けられる可能性があります。
高校生がオンライン塾を効果的に活用する方法
オンライン塾へ入っただけで成績が上がるわけではありません。授業で理解した内容を、自分で問題演習して定着させる必要があります。
特に高校生の大学受験では、塾の授業より自学自習に使う時間のほうが長くなるため、授業外の使い方が重要です。
オンライン塾の授業を積極的に使うコツ
オンライン塾を活用するためには、受け身にならないことが大切です。
個別指導なら、授業前に「質問したい問題」をまとめておきましょう。
映像授業なら、ただ視聴するだけではなく、
- 映像授業を見る
- 自分で問題を解く
- 間違えた問題を確認する
- 数日後に解き直す
という流れを作ります。
コーチング型なら、「計画どおりできませんでした」と隠さず伝えることが重要です。
できなかった原因を担当者と分析して、次の計画を修正することで学習管理を活用できます。
オンライン塾と対面塾の併用・復習のしかた(高校生向け)
オンライン塾と対面塾を併用することもできます。
たとえば、
- 対面予備校:英語・数学の授業
- オンライン教材:理科・社会
や、
- 対面集団塾:大学受験授業
- オンライン個別指導:苦手な数学だけ補習
といった組み合わせです。
ただし、併用しすぎると教材が増えます。
学校の宿題、対面塾の宿題、オンライン教材、市販参考書をすべて進めようとすると、どれも中途半端になる可能性があります。
サービスを増やすのではなく、「それぞれ何のために使うのか」を決めて併用することが重要です。
高校生のオンライン塾の体験授業から入塾までの流れ
オンライン塾を選ぶときは、公式サイトの情報だけで決めず、無料体験・学習相談を利用するのがおすすめです。
特に個別指導では、講師との相性や画面越しでの説明のわかりやすさを実際に体験しないと判断しにくいため、2〜3社程度を比較するとよいでしょう。
オンライン塾の無料体験で高校生が確認したいこと
無料体験では、次の項目を確認してください。
- 説明がわかりやすいか
- 質問しやすいか
- 生徒自身に問題を解かせているか
- 理解度を確認してくれるか
- 画面・教材が見やすいか
- 通信が安定しているか
- 現在の弱点を分析してくれるか
- 志望校までの学習計画を説明してくれるか
- 授業外のサポート内容は十分か
おすすめなのは、体験後に、
「私が入塾した場合、最初の1ヶ月は具体的に何を勉強しますか?」
と質問することです。
現在の成績・志望校を踏まえて、教材や学習量まで具体的に回答してもらえるか確認しましょう。
入塾までのステップ
一般的には、次の流れで進めます。
- オンライン塾を調べる
- 自分に必要な指導形態を決める
- 候補を2〜3社に絞る
- 無料体験・学習相談を申し込む
- 実際の授業を体験する
- 学習プランを確認する
- 年間費用を確認する
- 他社と比較する
- 入塾するサービスを決める
無料体験を受けたからといって、その場で入塾する必要はありません。
特に個別指導・コーチング型は年間で数十万円以上になる可能性があります。
月額だけではなく、入会金・教材費・季節講習などを含めた総額を確認してから判断しましょう。
高校生のオンライン塾に関するよくある質問
最後に、高校生向けオンライン塾を検討している方からよくある疑問について回答します。
人気・料金だけで選ぶのではなく、自分の目的と必要なサポートに合っているかを基準にしてください。
高校生に人気のオンライン塾は?
高校生向けには、スタディサプリ、すらら、進研ゼミ高校講座、オンライン家庭教師WAM、トライのオンライン個別指導塾など、さまざまなオンライン学習サービスがあります。
ただし、「人気=自分に最適」とは限りません。
映像授業を自分で進められるならスタディサプリなどの教材型、直接質問したいならオンライン個別指導、勉強計画から管理してほしいならコーチング型というように選びましょう。
具体的なサービスを比較したい場合は、「【2026年版】高校生向けオンライン塾ランキング|目的別おすすめと料金・選び方」を参考にしてください。
高校生のオンライン塾の料金はいくら?
高校生向けオンライン塾は、指導形態によって料金が大きく異なります。
映像授業型なら月2,000円程度から、AI教材・通信教育型なら月8,000〜1万円程度から、オンライン個別指導なら月1万〜3万円程度からが一つの目安です。
学習計画・進捗確認を細かく行うコーチング型では、月3万円〜10万円以上になる場合もあります。
たとえば2026年10月時点で、スタディサプリは月2,178円、オンライン家庭教師WAMは高校1年生40分×月4回9,200円〜、トライのオンライン個別指導塾は高校生60分×月4回21,120円〜です。
ただし、月謝以外に入会金・教材費などが必要なサービスもあるため、年間総額で比較してください。
オンライン塾だけで高校生の大学受験は対応できる?
必要な授業・学習管理・質問環境などを確保できれば、オンラインを中心に大学受験対策を進めることは可能です。
現在は、映像授業だけでなく、マンツーマン指導、過去問対策、学習管理、進路相談、総合型選抜対策などをオンラインで提供するサービスがあります。
ただし、「オンラインだけで大丈夫か」という考え方よりも、
- 必要な科目を勉強できるか
- わからない問題を解決できるか
- 志望校から逆算した計画があるか
- 自学自習を続けられるか
- 過去問対策ができるか
を確認することが重要です。
自分で管理できない部分があれば、個別指導・コーチング・学校の先生などを組み合わせて補いましょう。
まとめ|高校生向けオンライン塾は「自分に必要なサポート」から選ぼう
高校生向けオンライン塾には、個別指導・映像授業・AI教材・集団授業・コーチングなど、さまざまな指導形態があります。
そのため、最初から塾名やランキングを見るのではなく、まず自分の課題を整理することが大切です。
| 高校生の悩み | 検討したい指導形態 |
|---|---|
| 問題の解き方がわからない | オンライン個別指導 |
| 苦手科目だけ教えてほしい | オンライン個別指導 |
| 自分で勉強でき、費用を抑えたい | 映像授業・AI教材 |
| 何を勉強すればいいかわからない | コーチング・学習管理型 |
| 計画を立てても続かない | コーチング・学習管理型 |
| 推薦入試を受けたい | 総合型・推薦対策に対応するサービス |
料金も、映像授業なら月2,000円程度から利用できる一方、個別指導・コーチングなど人によるサポートが増えるほど高くなる傾向があります。
重要なのは、単純に「安い・高い」で判断することではありません。
自分一人でできる部分にはお金をかけすぎず、一人では解決できない部分に必要なサポートを利用することで、オンライン塾の費用対効果を高められます。
候補が決まったら、2〜3社程度の無料体験・学習相談を受けてみましょう。
「入塾した場合、最初の1ヶ月で何を勉強するのか」「授業以外の時間をどのように管理するのか」まで比較すると、自分に合ったオンライン塾を見つけやすくなります。






