今回は、岡山大学歯学部に挑戦し、惜しくも合格には至らなかった受験生の体験をお届けします。現役時の学習状況や、受験に対する姿勢、失敗から得た気づきなど、受験生や保護者の方々にとっても参考になるリアルな声です。
基本情報
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不合格だった大学・学部学科:岡山大学 歯学部
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最終模試の判定:C判定
勉強習慣
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平日の勉強時間:約4時間
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休日の勉強時間:約6時間
生活のリズム
平日は塾での授業が終わるのが夜遅く、帰宅が22時半ごろ。そのまま寝てしまう生活リズムが定着しており、自由時間での学習時間がなかなか確保できていませんでした。
休日は、お昼ごろまで寝てしまうことも多く、勉強開始が夕方からになることも。集中できる時間が限られていたこともあり、効率的に取り組めなかったという実感があります。
受験の振り返り
姿勢
「現役で受かれば嬉しいけど、浪人してもいいかな」といった、やや受け身なスタンスで臨んでいた一年間でした。やる気がなかったわけではないけれど、どこかで「まだ本気じゃない」自分がいたのかもしれません。
失敗の要因
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目的意識の欠如:最後まで「自分はなぜ歯学部を目指すのか」「将来どうなりたいのか」という明確なビジョンが固まらず、勉強すること自体が目的になってしまっていました。
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学習環境の不安定さ:学校があまり好きではなかったこともあり、サボってしまうことが増え、生活リズムが崩れてしまいました。
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集中力の持続が難しい:長時間机に向かっても、本質的に理解を深めるための「戦略的な勉強」ができていなかったという反省があります。
来年の合格に向けて
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明確な目標設定:自分がなぜ歯学部に行きたいのかを明確にし、それを軸に勉強に取り組むこと。
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一人で続けられる力:誰かに言われてやるのではなく、自分の意思で淡々と取り組み続ける胆力が必要。
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生活改善:規則正しい生活を維持し、メリハリある学習スケジュールを組むことも、来年の合格には不可欠です。
「今年は自分を見つめ直して、目標に向かって実直に努力します!」
現役生へのメッセージ
「勉強ばかりしていると、まわりが見えなくなってしまうかもしれません。でも、本当に自分がその学部でいいのか、一度立ち止まって考える時間も大切です。」
受験勉強は過酷な道のりですが、それと同時に「自分を知る旅」でもあります。将来の道を決める大切な選択だからこそ、後悔のないように「自分の軸」をしっかり持って取り組んでほしい、そんな思いが伝わってきます。