今回は、建築学科を志望して都立大学・芝浦工業大学・工学院大学などに挑戦した受験生の体験記をご紹介します。
合格には至らなかったものの、受験を通して得た気づきや今後の目標が、受験生のみならず高校生活を送る皆さんにもきっと響く内容です。
不合格だった大学・学部
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東京都立大学 都市環境学部 建築学科
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芝浦工業大学 建築学部 建築学科
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工学院大学 建築学部 建築学科
また、模試では次のような結果でした:
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横浜国立大学 都市科学部 建築学科:E判定
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都立大 都市環境学部 建築学科:E判定
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宇都宮大学 地域デザイン科学部 建築都市デザイン学科:E判定
当時の勉強習慣と生活リズム
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平日の勉強時間:約9時間
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休日の勉強時間:最大15時間
勉強への本気度は高く、平日は塾から始まり、学校、図書館、塾での夜勉へという流れを基本としていました。
ただし、時には学校を休んでしまうこともあったとのこと。自分なりのリズムを見つけていく過程だったのでしょう。
休日は、特に最後の追い込み期になると家で集中して勉強するスタイルに。普段は塾(小池塾)の自習室に朝から晩までこもって学習していたとのことです。
振り返り:その年の受験に対する姿勢
「その年からはめちゃ燃え上がってた」
強い意志とともに受験に向き合っていたものの、一時期どうしても手が止まってしまった時期があったといいます。
そんな中でも、最後まであきらめずにやりきった姿勢が、今の前向きな視点へとつながっています。
うまくいかなかった原因
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共通テストは粘り強く伸ばせたが、2次試験の実力までは届かなかった
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理系科目の中でも、特に化学が苦手で得点できなかった
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最後になって「捨て科目」を作ってしまったことへの後悔
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睡眠時間を削りすぎて、集中力が低下していたかもしれない
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高2のうちから、もっと早く学習習慣をつけるべきだった
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復習の方法が正しくなかった
努力を重ねた中でも、「やり方」「優先順位」「生活リズム」などのバランスが崩れてしまった点が、合格に届かなかった原因だったと分析しています。
来年の合格に向けて必要なこと
「志を高く持ち続けること」
一番大切なのは、気持ちを折らずに走り続けること。
そのうえで次のような点を意識して再スタートを切っています:
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正しい復習法を身につける
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睡眠をしっかりとり、健康を優先しながら集中する
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勉強できる時間をすべて有効に使う
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自分を支えてくれる人、関わってくれた人への感謝を忘れない
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心と体、どちらも整えること
「ついでに関わってない人にも感謝」と語るユーモアのある前向きさは、きっとこの先の困難にも負けない強さになるはずです。
今年の意気込み
「ずっと成長し続けて合格して、マイライフのスタートをきる!」
人生の新しい一歩として、志望校合格を目指す決意は強く明確。
もう一度、建築を学びたいという熱意とともに、一歩ずつ確実に前進していきます。
現役生へのメッセージ
「私の分まで高校生活楽しんでください!」
「同級生になったらよろしくお願いします🙇♂️🙇🙇♀️」
悔しさもにじむ一言ですが、温かく前向きな気持ちが伝わってきます。
今の高校生活を大切に、目の前のことに本気で取り組んでほしい——その想いが詰まった言葉です。
おわりに
受験に“正解”はありません。
ただ一つ確かなのは、「諦めなかった人だけが、次の扉を開くチャンスを持てる」ということ。
今回の不合格体験は、決して失敗ではなく、未来の成功に必要な準備期間だったと、きっと来年笑って言える日がくるはずです。