横浜国立大学の学部別特徴と学科別配点を徹底解説
みなさんこんにちは！ポラリスアカデミア横浜校です。
今回は「横浜国立大学の学部別特徴と学科別配点を徹底解説」です。
⓪.そもそも横浜国立大学はどこにあるのか？？
神奈川県横浜市にある国立大学で横浜駅からはバスで1５分ほどかかり、徒歩圏内では
・地下鉄線三ツ沢上町(みつざわかみちょう)から徒歩16分
・相鉄線和田駅(わだまち)から徒歩20分、
・相鉄線、羽沢横浜国大駅(はざわよこはまこくだい)から徒歩15分
神奈川県で唯一の国立大学で1つのキャンパスに教育、経済、経営、理工、都市科の5つの学部と大学院が集う緑豊かな丘の上のキャンパスです。
①教育学部
3つのコースと14の専門領域から編成されていて、すべてのコースで小学校教諭一種免許所得が必須になっている。そこからさらに教科ごとの専門領域で中、高教諭免許を取得することができます。 小中高の免許を取得する学生が数多くいます。 約42%の学生が教員になっている。 約40%が民間企業にいっている 教員採用試験合格率は驚異の8割越え。 一年次から小中学校へ出向き、子供も接する機会や授業見学が多く、大学の講義をより意味があるものにすることができます。
☆一般選抜前期☆
共通テスト1000点（８科目）、個別学力検査400点〔集団面接、小論文•実技）
河合塾予想では学科により差があるが、63-73%がボーダーとされています。
個別試験の小論文では昨年でいうと大問が2つあり、400字記述が合計4問出題されている 【地域学校共同活動】【メタ認知】に関する文書を読んだ上で見解やあたなが教師として指導するならどうか？のような教育に関わる内容が出題されました。
面接では一般的な志望理由や高校での活動に関してのほかに「教員の業務軽減にするにはどうしたらいいか」や「子供たちと一緒に学び続けていくために必要なこと」など教育に関しての質問もされています。回答時間が1分以内という指示があったため、簡潔にわかりやすく話す力も大切ですね！！
②経済学部
経済一般プログラム、DSEP〔データ、サイエンス、エデュケーション、プログラム） 、LBEEP〔ロウカル、ビジネス、エコノミクス、エデュケーション、プログラム） の３つがあります。
・経済一般プログラムは基礎演習を履修した後、
『グローバル経済』『金融貿易分析』『経済数量分析』『現代日本経済』『法と経済社会』の5分野から主分野、副分野を学習していきます。
・DSEP〔データ、サイエンス、エデュケーション、プログラム）
経済学の専門性をベースとしたデータアナリシス（統計分析）能力を身につけるとともに、学部4年＋大学院博士課程前期1年による5年一貫教育によって、大学院レベルの研究・分析能力を修得できます。
・LBEEP〔ロウカル、ビジネス、エコノミクス、エデュケーション、プログラム） 読み方:エルビープ 経済学部に、法学・政治学をベースに、現代の社会で生きる我々が直面する課題に対して、さまざまな視点から立ち向かうことのできる人材を育成する教育プログラム。 法学・政治学を総合的かつ実践的に学習するのみならず、経済系科目をもあわせて履修することにより、幅広い視野を持つことのできる法律スペシャリストの育成を目指します。
☆一般選抜前期☆
共通テスト1000点、個別学力検査800点〔英、数）
河合塾予想ではプログラムにより差があるが、共通テストは73-74%がボーダーとされていて個別試験の予想偏差値は60-65がボーダーとなっています。
出願時に一般プログラム、ディーセップ、エルビープを選択し同一基準で選抜を行う。一般プログラムとして合格者の中からディーセップは数学合格上位者、エルビープはトータル成績上位者から選抜されます！
③経営学部
経営学部一般プログラム、経営学部DSEP（データサイエンス教育プログラム）があります。
経営学部では、経営学の3つの領域であるマネジメント分野、アカウンティング分野、マネジメント・サイエンス分野を基礎から段階的、分野横断的に学んだ後、それらをグローバルな視点から総括するグローバルビジネス分野を学べるカリキュラムとなっています。グローバルに活躍できるビジネス人材、社会の革新を主導する変革型リーダー、特定分野の高い専門性と幅広い専門知識を統合できるゼネラリストの養成を目指しています。
データサイエンス教育プログラム「DSEP」(Data Science EP：ディーセップ）はさらにデータ分析テクノロジーを課題解決や事業創造に活かすビジネス・リーダーの育成を目指すプログラムです。
1年次からプロジェクトベースの少人数ゼミナールで教員が２名つき、課題解決の力を養い、平行して講義を通じてその解決に必要な経営学とデータサイエンスの基礎を1年次から学べます。教員が２名つくことによって、同じ事象でも多角的な視点から物事を見る力を学ぶことができます。
（*経営学部の一般プログラムでは少人数ゼミナールは2年次秋から開始）
☆一般選抜前期☆
共通テスト900点、個別学力検査450点〔英or数）から1科目選択（DSEPは数学必須）。
河合塾予想ではどちらのプログラムも、共通テストは77%がボーダーとされていて個別試験の予想偏差値は62.5-65がボーダー偏差値となっています。
全てのプログラムの受験者を同一の基準で行い、一般プログラムの合格 者として決定します。その合格者のうち、DSEP志望の受験者における個別学力検査の数学科目上位成 績者から、DSEP合格者を選抜します。
④理工学部
理工学部は3学科10の教育プログラム（EP）があります。
機械・材料・海洋系学科（機械工学EP、材料工学EP、海洋空間のシステムデザインEP）、化学・生命系学科（化学EP、化学応用EP、バイオEP）、数物・電子情報系学科（数理科学EP、物理工学EP、電子情報システムEP、情報工学EP）
理学・工学どちらの素養も身につけ専門分野を学んでいくカリキュラムです。主専攻とは別に副専攻も学ぶことができるのと早期研究プログラムがあり早い段階から最先端研究を経験することができ、７．８割が大学院へ進学します。
機械・材料・海洋系学科と物・電子情報系学科は同じ学科内に限り第二志望のプログラムを選択することができる。化学・生命系学科は2年次にどのプログラムに行くか決まります。
☆一般選抜前期☆
共通テスト1000点（８科目）、個別学力検査1200点〔４科目。英語、数学ⅢCまで、物理、化学）
河合塾予想では学科によって差はあるが、共通テストは73-79%がボーダーとされていて個別試験の予想偏差値は55-60がボーダー偏差値となっています。
⑤都市科学部
都市社会共生学科、建築学科、都市基盤学科、環境リスク共生学科にわかれております。
河合塾予想では学科によって差はあるが、共通テストは74-80%がボーダーとされていて個別試験の予想偏差値は55-62.5がボーダー偏差値となっています。
・都市社会共生学科
人文社会科学を中心に新しい共生の知と行動の可能性を学び、理工学とも連携しながら学びを行います。
カリキュラムは社会分析（社会学・政治学・歴史学など）、海外研究（地域研究・文化人類学・社会開発学など）、社会文化批評（現代思想・文芸学・メディア論など）、文化創成（美学・芸術学・ポピュラー文化論など）の四領域を軸に構成されています。
北・南米、東・東南アジア、ヨーロッパ各国の提携大学を10日間から1ヶ月にわたって学生が訪ね、現地の学生との合同ゼミやスタディツアーが学校主体で行われるのも魅力です。
☆一般選抜前期☆
共通テスト900点（7科目）、個別学力検査500点〔小論文）
「Ai開発と利用における人間の倫理について」の文章を読んで設問に答える問題。内容説明、意見論述、理由説明が出題されており課題分の量がやや多く苦戦する人も多いです。
・建築学科
研究領域を、建築理論分野、都市環境分野、構造工学分野、建築デザイン分野の4つの分野構成で捉えています。
世界トップクラスの建築家が指導しており、地元の神奈川県、横浜市をフィールドとした演習、地域との連携を重視している。建築関連の図書室や設計スタジオ、事件室など環境も充実している。
☆一般選抜前期☆
共通テスト1000点（8科目）、個別学力検査1200点〔４科目。英語、数学ⅢCまで、物理、化学）
・都市基盤学科
土木工学を軸として、人々の暮らしに欠かせない都市の基盤施設（インフラストラクチャー）に関わる技術やデザイン、政策決定、マネジメントなどを学びます。将来に直面する自然災害や環境問題などを捉え、都市科学部の文理にわたる視点を踏まえて都市基盤の総合的視野から解決策を提示することができる人材を育成します。
☆一般選抜前期☆
共通テスト1000点（8科目）、個別学力検査1200点〔４科目。英語、数学ⅢCまで、物理、化学）
・環境リスク共生学科
自然環境および社会環境のリスクに関わる基本原理を理解し、文理融合の総合的な知識により、豊かさと表裏一体で生じる多様なリスクのバランスをマネジメントするリスク共生社会実現の知を育みます。異分野との横断的な連携、社会と対話できる素養を持ちながら、自然環境、社会環境を対象にリスクとの共生を実践し、都市の持続的発展に貢献できる実践力を有する人材を育成します。
☆一般選抜前期☆
共通テスト1450点（8科目）、個別学力検査750点（2科目。英語、数学ⅢCまで）
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